第2回 樹木葬の消費者全国実態調査(2025年)──前回に続いて継承問題が最大の理由に。自分らしさやペット共葬のニーズも拡大

2025/12/19

調査レポート

Information

超高齢社会を背景に需要が高まる「終活」に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長:小林 史生、東証プライム:6184、以下:当社)は、2025年1月に実施した「第16回お墓の消費者全国実態調査(2025年)」の調査にて「樹木葬を購入した方」を対象とした調査結果として、「第2回 樹木葬の消費者全国実態調査(2025年)」を発表しました。

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※調査結果の引用をご希望の方は、「申請フォーム」までご連絡ください。

調査の背景

当社が運営する国内最大級のお墓ポータルサイト「いいお墓」では、約20年間で累計100万件を超えるご相談をいただいてきました。その間、家族構成や価値観、生活環境は大きく変化し、お墓選びにも新しい選択基準が広がっています。

特にここ数年は、樹木葬(墓域内を樹木や草花で飾ったお墓)が人気を集めており、当社が先立って発表した「第16回お墓の消費者全国実態調査(2025年)」においても約半数(48.5%)の方が選択しています。今回の調査では、樹木葬の購入理由や購入者像、タイプ別の費用などについて、前回の調査との比較を交えながら最新の動向を明らかにしました。


調査概要

調査名 :第2回 樹木葬の消費者全国実態調査(2025年)
調査対象:2024年1月~同年12月にお墓に関するポータルサイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方のうち購入したお墓の種類を「樹木葬」と回答した方
調査期間:2025年1月17日(金)~1月31日(金)
調査方法:インターネット調査(アンケート)
有効回答数:715件

※「いいお墓」経由でお墓を購入した方にアンケートを送付し、回答結果を集計しています。
※回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計が100%にならない場合があります


調査トピックス

  1. 樹木葬を選んだ理由は前回に引き続き「子どもに負担をかけたくない」が46.3%で最多
  2. 購入したお墓に入る人は「自分」が10.1%から15.1%へ増加、ペットも微増
  3. 合祀されることのない樹木葬を選ぶ人が前回より増加
  4. 樹木葬のタイプは庭園・公園が中心。平均金額は庭園・公園は上昇、里山は微減
  5. 樹木葬の購入者の居住エリアは関東が55%で最多、他地域へも選択が広がる


こちらより全文をご覧いただけます。

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まとめ

今回の調査では、樹木葬を選ぶ理由として「子どもに負担をかけたくない」「継承者がいない」といった継承問題が引き続き主な動機である一方で、「自分のお墓を用意する」「ペットと一緒に眠る」といった“自分らしさ”を重視した選択が前回より増加していることがわかりました。

また、合祀されない樹木葬を選ぶ人が増えていることや、里山タイプの割合が伸びていることから、長く個別で供養したいという思いや、自然に近い環境で眠りたいという志向も強まっていると考えられます。

とりわけ核家族化や価値観の多様化が進む関東エリアでは、「継承の心配を減らしつつ、自分らしい供養を選びたい」というニーズが高く、樹木葬がより強く支持されていると推察されます。関東以外の地域からも一定の支持があり、樹木葬が全国的に受け入れられている様子がうかがえました。

当社は今後も、変化する社会背景や消費者の価値観に寄り添い、多様なお墓の選択肢について調査・情報提供を続けてまいります。本調査が、樹木葬をはじめとする多様な供養の選択にお悩みの方々にとって、より良い選択の一助となることを願っています。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社 鎌倉新書 広報担当
〒104-0031 東京都中央区京橋2-14-1 兼松ビルディング 3階
TEL:03-6262-7185
MAIL:pr@kamakura-net.co.jp
問合せフォーム:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/
調査結果の引用をご希望の方:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/cite-contact/