【第17回】お墓の消費者全国実態調査(2026年)──「お墓」が負担にはならない。自由で便利なパーソナル供養の形へ

2026/03/05

調査レポート

Information

超高齢社会を背景に需要が高まる「終活」に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長:小林 史生、東証プライム:6184、以下:当社)が運営する日本最大級のお墓に関するポータルサイト「いいお墓」は、2026年1月に実施した「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」の調査結果を発表しました。

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※調査結果の引用をご希望の方は、「申請フォーム」までご連絡ください。

実施の背景

当社が運営する日本最大級のお墓ポータルサイト「いいお墓」は、お墓の購入を検討されている方に対し、適切な霊園・石材店のご紹介を行っております。

現在、供養の形は急速に多様化しており、相談現場では「自分たちのライフスタイルに最適な供養形態がわからない」「後悔のない選択をするための判断材料を求めている」といった、情報の多さゆえの迷いや不安の声が多く寄せられています。一生に一度の重要な決断において私たちがお手伝いできることは、WEBメディアやお客様センターを介した質の高い情報の提供と、一人ひとりの状況に寄り添った適切なご提案であると考えています。

そのためには、刻々と変化する生活者の実態を正確に捉え、広くお伝えしていくことが不可欠です。これからお墓探しを始める方の一助になりたいという思いから、実際に「いいお墓」を利用された方々のリアルな声を調査し、毎年「お墓の消費者全国実態調査」として公表しています。

調査概要

調査名 :第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)
調査対象:2025年1月~同年12月にお墓に関するポータルサイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方
調査期間:2026年1月16日(金)~1月30日(金)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,267件

※回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。
※「いいお墓」経由でお墓を購入した方にアンケートを送付し、回答結果を集計しています。

調査トピックス

1. 購入したお墓の種類では「合祀墓・合葬墓」が「一般墓」「納骨堂」を上回る結果に
― その一方、一般墓が15.2%、樹木葬が47.4%、納骨堂が15.5%とそれぞれ微減

2. お墓の平均購入金額は、一般墓152.0万円、納骨堂81.5万円、樹木葬71.7万円
― 一般墓は前年より微減、納骨堂と樹木葬は微増傾向

3. お墓を購入する際に重視した点は「お墓の種類」が50.0%で最多、次いで「金額」43.9%、「継承者不要」38.8%、「お墓参りにアクセスのよいエリア」が38.4%と続く

こちらより全文をご覧いただけます。

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まとめ

本調査は、日本全国の消費者のお墓選びに関する実態を明らかにするために毎年実施しており、今年で17回目を迎えました。社会の変化とともに、お墓のあり方も変化し続けています。かつては「家族が代々受け継ぐもの」として一般墓が主流でしたが、ライフスタイルの変化や価値観の多様化により、個人単位で選ばれるお墓の比率が高まっていることが今回の調査でもあらためて浮き彫りとなりました。

購入したお墓の種類では、「樹木葬」の選択をした方が47.4%と、依然としてお墓の主流となっている点は象徴的です。次いで「合祀墓・合葬墓」が16.4%となり、伝統的な「一般墓」(15.2%)や「納骨堂」(15.5%)を上回る結果となりました。これまで一般墓や樹木葬の影に隠れていた合祀墓が、納骨堂や一般墓を抑えて2番目となったことは、今回の調査における大きな転換点といえます。家制度の変化や核家族化の進行、さらには将来的な墓守の不在を見据え、より合理的で負担の少ない供養の形を求める社会構造の変化が、お墓のあり方を根本から塗り替えつつあります。

また、お墓を選ぶ際に重視するポイントとして、「お墓の種類」(50.0%)、「金額」(43.9%)、「継承者不要」(38.8%)「お墓参りにアクセスのよいエリア」(38.4%)が上位を占めており、自身の価値観に合う形式を予算内で選びつつ、後の世代に負担を残さないことを最優先する傾向が強まっています。一方で、「施工会社・販売会社の信頼度」(3.2%)や「他の購入者の口コミ、評価」(3.2%)といった項目は極めて低く、消費者がブランドや他者の評価よりも、自身の条件や家族の事情を優先して主体的に選択していると言えるでしょう。

平均購入金額に関しては、一般墓が152.0万円と前年(155.7万円)より減少したものの、依然として150万円を超える高い水準にあります。一方で、納骨堂は81.5万円、樹木葬は71.7万円となっており、一般墓の約半分の予算で用意できる選択肢として定着しています。中でも樹木葬は、かつての50万~60万円台から上昇傾向にあり、需要の拡大とともに「個別区画」や「デザイン」にこだわった高付加価値なプランが選ばれるようになり、購入単価が底上げされている可能性が考えられます。

お墓選びは今や「埋葬の場」の選択を超え、個人の生き方や家族のあり方を反映する重要な意思決定となっています。かつて「家で引き継ぐもの」だったお墓が、合祀墓の躍進に象徴される「負担の軽減」と「個の尊重」を優先した形へと移行している事実は、社会の価値観の変化そのものと言えます。

私たちは今後もお墓のあり方の進化を注視し、本調査がこれから購入を検討される皆さまにとって、納得感のある「より良い選択」の一助となることを願っています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社 鎌倉新書 広報担当
〒104-0031 東京都中央区京橋2-14-1 兼松ビルディング 3階
TEL:03-6262-7185
MAIL:pr@kamakura-net.co.jp
問合せフォーム:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/
調査結果の引用をご希望の方:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/cite-contact/