【お別れ会】亡くなった方との「お別れ会」100組を分析! 小規模葬儀が増加の影響で、一般家庭や友人開催が約5割。今後も広がりを見せると予測 ― お別れ会・偲ぶ会に関する調査(2020年)―

2020/12/15

プレスリリース

終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長COO 小林 史生、証券コード:6184、以下 当社)は、お別れ会・偲ぶ会に関する調査(2020年)をまとめました。

※お別れ会・偲ぶ会(以下 お別れ会):どなたかがお亡くなりになった際、故人に縁のある方が集まって故人とお別れをする会のことです。葬儀とは別日に行うため、開催時期や場所にとらわれず故人を偲ぶことができます。近年、家族のみの小規模な葬儀が増加したことで、葬儀に参列できなかった方が集うなど、個人でもお別れ会・偲ぶ会を開催するケースが増えています。既定のプログラムはありませんが、一般的には黙とう、献花、歓談、主催者挨拶、参加者スピーチ、メモリアル動画放映など、パーティースタイルでの開催が好まれます。

 

実施の背景


2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大勢の方が「三密」を避ける生活を心がけることになりました。お別れ会プロデュース「Story」(https://e-stories.jp/)には、三密を避け、最少人数で葬儀を行ったことで、「新型コロナウイルスにより呼べなかった友人や知人を招いて、後日改めてお別れ会をしたい」という問い合わせが増加しています。「死」を受け入れ、感嘆することは、グリーフケアの観点で重要なプロセスとなり、お別れ会でその役目を担うことができます。2014年より通算100組以上のお別れ会をプロデュースしてきた実績から、実際にお別れ会を開催したお客さまの情報を分析し、結果の発表に至りました。

 

新型コロナウイルス感染拡大による影響


お別れ会は大勢が一堂に会する機会で三密になりやすいため、開催を延期する方が多く、大切な方を偲ぶことが叶わない状況です。そこで、集わずに遠隔でメッセージを募ったり、メモリアル動画を介して偲ぶなど創意工夫をしています。今後は、VR(仮想現実)やリモート開催も増加すると予測しています。

 

調査概要


調査名   :お別れ会・偲ぶ会に関する調査(2020年)
調査対象  :お別れ会プロデュース「Story」にてお別れ会を開催したお客さま直近100組
調査期間  :2020年12月4日(金)~12月11日(金)
調査方法  :ヒアリング
有効回答数:100件
※回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。

 

調査トピック


1.お別れ会の主催者:一般家庭や友人開催が約5割で、今後も広がりを見せると予測
2.故人の年齢:60代が最多も、20代から90代まで幅広い結果に
3.ご逝去から開催日までの日数:四十九日~3カ月の間での開催が最多
4.開催場所:ホテルのほかにも、フリースペース、レストラン、カフェなどカジュアルで自由な形式に
5.参加人数:個人(家族・友人)は小中規模に、団体(会社・学校など)は大規模になる傾向
6.食事スタイル:立食ブッフェが最多で、明るい雰囲気のパーティースタイルが人気
7.開催にかかった費用: 150万円未満が62%で、個人(家族・友人)と団体(会社・学校など)で開きあり
8.会費制:費用負担を軽減する手段として、58%が導入

 

調査結果


1.お別れ会の主催者:一般家庭や友人開催が約5割で、今後も広がりを見せると予測

● お別れ会の主催者は、故人の「家族」が42%と最多でした。お別れ会は有名人や著名な方が亡くなられた際に、ファンとお別れをする場として設けられるイメージもありますが、近年は一般家庭でも開催するケースが増えており、今後も広がりを見せるでしょう。開催に至る動機は、下記の通りです。
・小規模葬儀により呼べなかった友人や知人を招いて、感謝を伝えたいという家族の希望
・生前故人とつながりのあった友人・知人からの希望
・生前の故人の希望
●  「会社」が38%となりましたが、取引先を招くようないわゆる社葬ではなく、社員のみや、一部の同僚のみが参加するパーティースタイルが増加しています。より自由で、故人らしさを感じることができる場へと変化しつつあります。
●  「学校・団体」では、恩師や、団体の代表などのお別れ会が挙げられました。血縁関係がなくても、生前の感謝を伝えたいという気持ちから、複数人で共催するケースも多々みられます。
●  6%と少数ですが、「友人」が主催者となることもあります。生前故人が属していたコミュニティで主催し、その場に家族が参加するケースもみられます。

 

2.故人の年齢:60代が最多も、20代から90代まで幅広い結果に

● 20代から90代まで、幅広い年代の故人のお別れ会が開催されました。日本の平均寿命(女性87.45歳、男性81.41歳)よりも若くして亡くなった70代以下の方のお別れ会が76.5%を占める結果となりました。
● 最多だった60代は定年退職前後であり、仕事もプライベートも大勢の方とご縁をつないできた世代です。生前の感謝を伝えたいという家族の想いと、お世話になったお礼をしたいという友人・知人の気持ちが重なり、開催に至るケースが多々みられます。

 

3.ご逝去から開催日までの期間:四十九日~3カ月の間での開催が最多

● ご逝去から開催日までの日数を換算したところ、四十九日~3カ月以内に開催に至る方が最も多く見受けられました。お別れ会の日程は、関係者の都合、会場の空き状況、依頼者の準備内容など、さまざまな条件を元に決めていきます。
● 関係者の都合:招待者がなるべく参加しやすいように、土日祝のお昼時に設定する場合が多いです。
● 会場の空き状況:第一希望の日程を抑えるためにも早めの予約が必要です。会場によっては、仮押さえが可能な場合もあります。
● 依頼者の準備内容:プログラムの決定、招待状の発送、スピーチの依頼、主催者挨拶の準備、動画制作などさまざまです。普段の生活を送りながら準備を進めるため、ご自身で行う準備と、外部に委託する内容をしっかりと線引きすることが大切です。

 

4.開催場所:ホテルのほかにも、フリースペース、レストラン、カフェなどカジュアルで自由な形式に

● お別れ会は場所にとらわれずに行えることが特徴で、これまでの開催場所は多岐にわたります。中でもホテルバンケットが41%と最多となりました。ターミナル駅からのアクセスを考慮し、駅近のホテルが選ばれる傾向にあります。
● ブッフェや立食などのパーティースタイルが好まれるため、「フリースペース・多目的施設」「レストラン」「カフェ」が選ばれる結果となりました。
● 「その他」では、これまでライブスタジオ、バス車内、サーキット場、故人の母校などでお別れ会を行いました。家族ゆかりの地や故人を象徴する場所などを選ぶことで、より故人を偲ぶことができます。

 

5.参加人数:個人(家族・友人)は小中規模に、団体(会社・学校など)は大規模になる傾向

● 参加人数は全体平均では106人となりましたが、人数にこだわらず、お世話になった方や感謝を伝えたい方を招待することが大切です。
● 個人開催(家族・友人が主催者)では、参加者が70人未満のお別れ会が6割を超えており、小中規模での開催でした。
● 団体開催(会社・学校などが主催者)では、仕事や趣味でつながりのあった方も招待するケースもあり、大規模での開催になる傾向にあります。
● コロナ禍では、集わずにメッセージを募ったり、メモリアル動画を介して偲びたいというニーズも微増しており、今後は、VR(仮想現実)やリモート開催も増加すると予測しています。

 

6.食事スタイル:立食ブッフェが最多で、明るい雰囲気のパーティースタイルが人気

● 立食のブッフェが最多の34%となり、比較的カジュアルなパーティースタイルが好まれています。立食スタイルは家族と参加者の会話を促すことができるため、思い出を語ったり、生前は知らなかった故人の意外な一面を知ることができます。
● 参加者の年齢層によっては着席スタイルを選択し、身体の負担を軽減したり、自身のペースで食事を楽しむことができる空間づくりも大切です。
● 料理には「生前故人が好きだった食材を取り入れる」「思い出の旅行先の名産品を選ぶ」などの工夫をすると、満足度が高まります。


7.開催にかかった費用: 150万円未満が62%で、個人(家族・友人)と団体(会社・学校など)で開きあり

● お別れ会の費用は、主に祭壇費用、会場費用、飲食費用、その他諸経費に分類されます。平均金額は1,722,565円となりましたが、主催者が個人(家族・友人)の場合は1,213,691円、団体(会社・学校など)の場合は2,192,296円と、大きな開きがありました。
● 費用の変動要因はさまざまで、祭壇の大きさや使用する花の種類、開催場所や広さ、食事スタイルやランク、参加人数などが挙げられます。
● 開催費用は会費制を導入することで費用負担を軽減することができます。


8.会費制:費用負担を軽減する手段として、58%が導入

● 主催者の負担を軽減するため、会費制や香典を導入することができます。全体の半数以上が会費制を導入していることがわかりました。3,000~20,000円まで、過去さまざまな金額での開催がありました。(「会費なし」を除く)

 

広報担当より


2020年は、旅行や会食などを自粛した1年間でした。葬儀においても、最後のお別れの場であるはずが、いわゆる「三密」を避けるため、規模を縮小し、家族数人だけで見送ることを余儀なくされました。結果的に「せめて親しい友人を呼びたかった」「納得の葬儀ができなかった」などの後悔の念が寄せられました。Storyでは、「家族や参加者が憂いや悲しみを受け止め、よりよい未来に向かって踏み出すきっかけを創出したい」という想いを胸に、約6年間にわたりお別れ会をプロデュースしてきました。開催までのプロセスには、思い出の写真を見返したり、家族や自らの人生を深く考える機会があります。それらを通じて、お客さまが次第に笑顔になっていく姿を目にしてきました。本調査が、納得のお別れが叶わなかった方の希望となることを願っています。

 

取材・プレリリース・掲載に関するお問い合わせ


株式会社 鎌倉新書 広報担当
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Storyについて


納得の葬儀が叶わなかった方や、葬儀に参列できなかった方にお別れの場を提供する「お別れ会・偲ぶ会」のプロデュースを行っています。専任のプロデューサーが企画段階から当日を迎えるまでよりそい、大切な方への想いや感謝をオーダーメイドで形にしていきます。サービス名称の「Story」には、故人と、故人を想う人の絆をかたちにし、その後の関係が途切れることなく物語のように続いてほしいという想いを込めています。

 

鎌倉新書について


私たちは、高齢社会の進展に伴いニーズが拡大する高齢者やそのご家族に向けて、終活にまつわる課題解決のための情報提供や、プラットフォームサービスの運営をすることで社会に貢献します。遺言や相続、不動産などの「お金」のことや、介護・終末期医療などの「からだ」のこと、葬儀やお墓など、「家族のつながり」のことなど、人生をより良く生きるために大切なことはすべてお手伝いします。