ESGへの取り組み

鎌倉新書におけるESGの取り組み

鎌倉新書で行っているESGへの取り組みに関してご紹介いたします。

環境

温室効果ガスの増加によって気候変動の影響が世界的に顕在化しています。地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」では、温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにすることなどを目標に掲げており、世界の122の国と地域が2050年までの実質ゼロを目指しています。日本でも、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と菅総理大臣が初めての所信表明演説でこう示しました。民間企業のコミットメントが重要と言われています。

環境方針

鎌倉新書グループでも、役職員一人ひとりが環境問題への取り組みが社会的責務のひとつであると認識し、事業活動のあらゆる分野において、環境汚染の予防、温室効果ガスの排出削減、気候変動の緩和・適応など環境問題に配慮し行動します。また、廃棄物の削減、省エネルギーおよび省資源の推進など、環境負荷の低減に努めるとともに、気候変動が事業環境に及ぼすリスクや機会を踏まえ企業活動を行っています。

鎌倉新書グループ役職員は、社内外含め打ち合わせは極力IT(オンライン)を活用し、どうしても面談が必要な場合は、タクシー等の利用を極力控え公共交通機関を活用し、移動交通車両から生じるCO2を極力削減、不要な会議資料等の印刷物を削減、これらを通じて、環境負荷の軽減や省エネルギーに努めます。

当社では印刷時に個人ごとに発行されるIDカードで個人認証をした上で印刷する仕組みを導入し、両面印刷を徹底、個人ごとの印刷機利用状況を把握するとともに、紙資源の無駄遣い防止や情報セキュリティに役立てております。

社会

鎌倉新書グループは、社会の持続的発展のためのインターネットビジネスを含む情報サービスの普及と進化に取り組むとともに、労働環境への配慮や人権問題への対応を心掛けております。
事業を通じた直接的社会貢献、企業の発展を通じた社会貢献、事業の中で気づいた社会貢献につきましては、CSR「事業を通じた直接的社会貢献」案内ページをご覧ください。

人権尊重の企業方針

鎌倉新書グループにとって、社員は最大の経営資産です。社員なしに当社のサービス提供は不可能です。採用、充実した教育、やりがい等による社員の定着に会社として取り組んでいます。また、社員一人一人が使命感を持ち、使命感に基づいた想像力を発揮することが、組織の活性化と当社の成長に繋がり、高齢社会の経済の発展に貢献できると考えております。

コミュニケーション促進

鎌倉新書グループは、会社・部署を超えたコミュニケーションと連帯感の高揚に資する活動を支援するため、会社が各種イベントに補助を行っております。かましん大学・各種セミナー参加補助等、社員ゴルフコンペ大会、その他様々なイベントが催されております。
また、単なる情報交換やストレス解消ではなく、社員の課題解決やモチベーションアップに成果がある場合、役職者に対して費用を補助する制度も設けています。

従業員満足度

鎌倉新書グループでは、社員満足度の高さは顧客等へのサービス提供の品質向上に不可欠と考えております。年に2度の定期面談を実施しております。

健康と安全

当社は、業務の効率化を推進し、長時間労働の削減、テレワーク業務推進による自己啓発や家族・友人などとの充実した時間を確保するなどの働き方改革に取り組んでいます。個人・家庭生活及び仕事の面で精神的・健康的・経済的に豊かでバランスの取れた状態を目指すことを推進します。

鎌倉新書グループでは、健康診断・ストレスチェックの受診率100%を目指しております。さらに、インフルエンザ予防接種の実施をしております。 また、必要に応じて産業医のカウンセリングを受けられるようにして安全・健康な職場作りに努めています。

地域社会との関係

地域社会の雇用と産業を守る

鎌倉新書グループは、終活セミナーを通じて地方高齢者の利便性向上と終活に係る不安解消により地域社会の活性化に貢献します。
詳しくは、ニュース「セミナー」案内ページをご覧ください。

鎌倉新書グループは、高齢者の終活サポートのリーディングカンパニーとしてこの問題の解決に貢献します。

ガバナンス

鎌倉新書グループは、コーポレート・ガバナンスの強化・推進、コンプライアンス重視、リスクマネジメントの実践、情報セキュリティの強化に取り組んでいます。

コーポレート・ガバナンス

鎌倉新書グループは、経営理念等に基づき永続的に社会貢献を果たし、様々なステークホルダーの方々のご期待にお応えしていくためには、コーポレート・ガバナンスの充実が経営上の最重要課題であると考えます。
コーポレート・ガバナンスを充実させることにより、業務執行の状況の監視・牽制機能を強化し、以って以下を当社の経営の中心課題として捉え、日々尽力しております。

  1. コーポレートブランド価値の向上
  2. 当社グループサービスの知名度の向上と利用者数の拡大
  3. ユーザーの満足度の向上
  4. システムの安定的な稼働
  5. 内部管理体制の強化
  6. 優秀な人材の確保と組織体制の強化
  7. 更なる成長拡大に向けた、新規事業の展開について

コーポレート・ガバナンス体制

鎌倉新書のコーポレート・ガバナンス体制は図のとおりです。

また、コーポレート・ガバナンスの状況に関しましては、「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」をご参照ください。

当社取締役会は監査等委員である取締役も含めて7名で構成され、うち社外取締役は4名で全員専門家(戦略コンサル・弁護士・税理士)であり、社外取締役の比率は過半となっています。

内部統制システム

鎌倉新書グループは、業務の有効性・効率性及び財務報告の信頼性を確保し、コンプライアンスを徹底するため、内部統制システムを整備しております。詳細は、「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」をご参照ください。

情報セキュリティ

鎌倉新書グループの業務における守秘義務の重要性は非常に大きく、ステークホルダーから期待される要求事項を考慮するのみならず、終活分野のプロフェッショナルとしてのあるべき姿も考慮し、情報セキュリティの適切なマネジメントに努めております。

コンプライアンス

鎌倉新書グループは、コンプライアンス活動の継続は、企業としての信用維持・向上に不可欠な要素として当然に重視しております。

コンプライアンスの基本的な考え方

鎌倉新書グループは、コンプライアンス(法令遵守)規程により役職員が関係法令や社内規程、倫理規範等を遵守し、公正・適切な企業活動を通じて社会的責任を果たす旨定めております。

コンプライアンスについてはその重要性に鑑み、全役職員を対象として定期的に研修を実施しております。
また、経営理念、企業行動規範、コンプライアンス規程をはじめとする社内規則や、人権尊重、ハラスメントの禁止などを社内ポータルサイトに常時掲載しています。

反社会的勢力との関係遮断

私たちは、反社会的勢力および贈賄などの特定の腐敗が懸念される相手方とは一切の関係を遮断します。案件受託に際しては、受託前の情報収集と現場でのコンタクトにより当該顧客を慎重に調査し、適正に反社チェックします。また、新たな提携先を選定する際には、汚職や利益供与など腐敗の観点も含めて同様に当該提携先候補を慎重に調査し、提携先を決定します。

法令遵守

私たちは、あらゆる法令を遵守し、倫理に則った企業活動を行い、あらゆる違法行為・反社会的行為に厳しく対処します。個々人においても、飲酒運転、暴力行為、泥酔等の不法行為や迷惑行為を行いません。

差別等の禁止

私たちは、協調性・チームワークを重視し、社内における、差別、いじめ、ハラスメント、不倫を許しません。差別には、国籍・人種・性別・信仰・宗教や政治思想・年齢・障がいの有無・性的指向・性自認などによる差別のすべてを含みます。

報告、連絡、相談

私たちは、上席や同僚への報告、連絡、相談を常に綿密に行うことにより、円滑な業務推進と業務リスクの排除を徹底します。

業務品質の向上

私たちは、案件推進に当たり、顧客チェックルール、契約書チェックルール等、会社の定めるルールを遵守し、常に業務品質の向上に努めます。

賄賂の贈収の禁止

私たちは、顧客や関係者との健全な関係を維持し、謝礼、贈答、過剰な接待等、妥当性を欠くものを提供したり、提供を受けたりしません。また、財務、非財務を問わず、受託した権力を個人の利益のために用いることを腐敗と定義し、接待贈答や利益供与等あらゆる形態の腐敗を防止します。

適正な申請・精算

私たちは、営業活動において発生する交通費、交際費等の諸経費や購入資産の適正な申請・精算を行い、公私混同や架空計上等の不正行為を行いません。

公私の区別

私たちは、会社の立場と個人の立場を明確にし、会社に私的な利害関係を持ち込んだり、会社の立場を利用した活動は行いません。また、退職後においては、会社の情報や顧客を利用した活動を一切行いません。

内部通報制度

当社では、外部の弁護士を窓口とし、内部通報制度を制定しております。いじめやハラスメント、利益供与や接待贈答などの腐敗を含むあらゆるコンプライアンス違反、法令違反、あるいはそのおそれのある行為を知った時の相談・通報を受け付け、その全てに対して適切な対応を実施しています。利用対象者は、取締役、従業員、その他パート・アルバイト等の会社と雇用契約を締結した者、および出向契約等により受け入れる出向社員、派遣社員です。これによりコンプライアンスの取組強化と違反の未然防止を図っております。

相談は匿名でも行え、相談内容の秘密は厳守されるとともに、通報者が通報によって不利益を被らないように、通報者の保護を徹底します。
万が一、不利益がなされた場合には、救済・回復措置をとるとともに、不利益な扱いを行った者に対して適切な処分を講じます。

コンプライアンス違反と判断されたものに対する調査と対処の手順と結果

コンプライアンスに抵触する何らかの問題が発生した場合、またはそのおそれがある場合やコンプライアンスの主旨に即して疑義がある場合、このような問題を認識した役職員は、直ちに上長やコンプライアンス委員会を含む社内関係者に相談・報告できることが当社のコンプライアンス(法令遵守)規程において定められています。報告を受けた上長は、速やかにコンプライアンス委員会に当該問題を報告し、報告を受けたコンプライアンス委員会は直ちに委員会を招集し、通報内容を検討するとともに代表取締役に報告を行います。代表取締役に報告される事案や対応状況については、子会社からの報告・通報事案を含め、取締役会にも報告されています。

コンプライアンス委員会は、報告・相談を受けた事案につき、相談者、コンプライアンス疑義事象の当事者として報告されたもの及び調査協力者のプライバシー、人権及び名誉等の保護に十分配慮した上で、必要な事実関係の調査を行います。
その結果は通報者及び取締役会に報告され、取締役会における再発防止策の策定及び実行に役立てられます。また、違反者に対する処遇については、取締役会からの懲罰委員会への報告内容をもって、懲罰委員会によって決定され、代表取締役社長によって行われます。

リスクマネジメント

鎌倉新書グループは、企業活動に重大な悪影響を及ぼすリスクに適時・適切に対処するため、リスクマネジメントを実施しております。

リスクマネジメント委員会

常勤取締役及び法務室の管理職を構成員としてリスクマネジメント委員会を、毎月定期的に開催しております。総合的なリスク管理事項について充分に討議し、必要に応じて外部の法律事務所等の指導・助言を受けたうえで、その内容により適切かつ定期的に取締役会に報告することとしております。
これにより業務上の重要事項について、迅速な審議と意思疎通が行える体制を整えております。
また、役職員が常に法令遵守及び社会倫理に則った行動を取るよう励行とチェックを行っております。
リスクマネジメント委員会の有効性については、取締役会で評価し、適宜是正することとしております。また、事業環境の変化などに伴う対応策の全社周知や新たなリスク領域への対応が必要となった場合は、課題や対応状況について適宜、経営に報告のうえ対処することとしております。

インシデント発生時の対応

鎌倉新書グループでは、リスクマネジメント委員会が主体となり、インシデントが発生した場合の、インシデントの内容・緊急度・重要度に基づいた報告・連絡・相談のあり方を定め、適時・適切な対応を行っております。また、インシデントの分析を行い、再発防止対策を適宜実施しております。

腐敗防止

事業における腐敗のリスク評価
ビジネス展開を行うにあたって、企業に求められている腐敗行為防止への対応を理解し、社会の疑念や不信を招くような接待贈答や、不正な利益を得るための金銭その他の利益供与などの腐敗リスクについては社内外の弁護士を交えて検討し、必要な防止策を講じます。